2026-3-5 契約型VMS
チャネルの各段階を構成する独立した企業同士が契約関係によって結びついた流通システム。それぞれのリソースやノウハウを補完しあうことにより、単独の企業では達成できない流通効率や販売効果を目指す。代表的なものにフランチャイズチェーンとボランタリーチェーンがある。
・フランチャイズチェーン・・・本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、共同で事業を運営する形態。コンビニエンスストアや飲食店でよく見られる。フランチャイザーは自らの商標をフランチャイジーに使用させ、ノウハウの伝授や経営指導を行う。フランチャージーはその対価として、フランチャイザーにロイヤリティや加盟料を支払う、というものである。
・ボランタリーチェーン・・・多数の同業者がそれぞれ独立性を保ったまま連携し、共同仕入、在庫管理、販売促進といった活動を共同で行うものである。ある商流段階(卸や小売)に小規模な企業が多く、彼ら単独では川上、または川下の大規模業者に太刀打ちできない業界でよく見られる。一つ一つの企業は小さくても、束になることで仕入や販促に「規模の経済」を発揮させ、大資本に対抗できる交渉力を持つことを目指す。日本での草分け的存在は資生堂と言われているが、現在では中小スーパーの連携団体であるCGCグループなどが代表例として挙げられる。

