2026-4-20 オペランド資源
Operand Resource。有形で静的、有限な資源であり、何かを生産するために企業が獲得すべきもの。商品やカネ、原材料、設備など、通常バランスシートに記載される経営資源と考えて差し支えない。S-DL(サービス・ドミナント・ロジック)の概念に欠かせない要素である
オペランド資源は従来型のG-DL(グッズ・ドミナント・ロジック)では最も重視されていた経済交換の対象であるが、S-DLの考え方では解釈が異なる。すなわち、オペランド資源単独では価値はなく、人の知識やノウハウ、情報といったソフト面の資源(オペラント資源:Operant Resources)が付与され、更に顧客に利用されることで初めて価値が生じるとされる。
オペランド資源は企業が価値を創造するための「基盤」と位置づけられる。企業はオペランド資源を調達し、加工し、流通させることで顧客に価値を届けようとする。そこにはその企業独自の思想やノウハウ、スキルが詰まっている。そして、商品を受け取った顧客は単なる受益者ではなく、自らの解釈で共に価値を生み出す「共創者」としてふるまうことになる。
なお、オペランドはもともとコンピューターの用語で、「作用対象」という意味がある。S-DLではこの言葉を転用し、「外部から何らかの作用を受けて初めて機能するもの」という解釈を施している。

