2026-3-2 チャネル政策
チャンネルの「幅」を規定する政策である。一般的には下記の3種類に分類される。
・開放的チャネル政策・・・製品・サービスを広範囲の卸売や小売業者に提供するやりかた。製品を最大限まで可視化し、消費者が製品を入手しやすくする目的がある。大量販売を前提とする一般消費財や、比較的ライフサイクルの短い製品に用いられる(食料品や飲料など)。広範囲の流通経路を隅々まで管理することは困難であり、流通品質の一貫性や価格を維持することは難しくなる。
・選択的チャネル政策・・・特定の基準を満たす販売業者だけに製品を提供するやりかた。ブランドイメージを維持しながら価格や流通品質を一定以上に保つ狙いがある。特定の販売業者とパートナーシップ契約を結び、一体的なプロモーションを行う場合も多い。高価格帯や高級ブランドの製品、専門的な知識やアフターサービスが必要とされる製品で採用される(衣料品や化粧品、家電製品など)。開放的チャネル政策と比べれば市場浸透度や販売機会は限定的になるため、市場シェアが死命を制するタイプの製品には向かない。
・専属的(排他的)チャネル政策・・・一つまたはごく限られた数の販売業者にだけ製品を提供するやりかた。ブランドの世界観や独自性を大切にしながら、特定のターゲット顧客に製品を届けることができる。選択的チャネル政策よりもさらにブランドイメージや専門性を重視すべき製品に用いられる(欧州メゾンブランドや自動車のディーラーなど)。非常に限られた売場になるため、露出や販売機会は最も少ない。

