2026-3-29 ダイレクトマーケティング

企業が最終消費者一人一人に対して直接コミュニケーションを行い、販売を実施していく手法である。マスマーケティングが不特定多数に情報を一方的に発信するのに対し、特定の顧客層に向けてパーソナライズされた情報を届け、反応を測定して次の施策に生かすという双方向性に特徴がある。

具体的には、ダイレクトメール、Eメールマーケティングやテレマーケティング、SNS、会員向けニュースレターや会報誌等で 購買意欲を高め、直販ECサイトに誘導する手法が一般的である。もちろん、メーカーによる直販や訪問販売、カタログ販売等の伝統的な販売方法もダイレクトマーケティングに含まれる。

顧客から見れば、ある程度興味のある商品の情報だけが手元に届くことになるため、マスマーケティングよりもロイヤルティを高まり、長期的な関係性構築につながりやすいとされている。平たく言えば、すべてのお客様を「いつものやつね」「あいよ」といった関係で取り扱うということである。このやり方ができれば無差別に広告を打つよりも効果は高いに決まっているし、顧客のレスポンスを見ながらやり方を変えていくこともできる。

以前は企業側がこれをやりたくてもデータ整備や媒体において技術的な制約があった。近年の通信情報技術の飛躍的な発展が、ひとりひとりをなじみ客のように取り扱うダイレクトマーケティングを可能にしたと言える。もっとも、パーソナライズそのものがAIのアルゴリズムによってなされていることが見え見えの広告には、最近はいささか辟易している。