2025-6-30 コモディティ化

製品やサービスが市場で普及し、差別化が困難になって価格競争が激化する現象。市場の成長とともに新規参入者が増えたり、海外から低価格品が流入してきたりするケースが典型的である。また、誰にとっても使いやすい技術進歩があれば、多くのプレーヤーがこれを採用し、結果、製品の機能が均質化して価格競争になることもある。参入障壁を下げるという意味では、製品の「モジュール化」もコモディティ化の一因である。

コモディティ化の事例としては家電業界があげられる。技術の進歩とともに「これ以上の性能は必要ない」という「顧客価値の頭打ち」現象が生じたことが、日本の家電メーカーにとって困難な状況を生み出した。ただし、もはや差別化は困難と思われたこの業界にもダイソンやツインバードなどのイノベーターが誕生している。コモディティ市場だからと言って全く道がない、ということでもない。

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