2025-7-1 知財戦略
特許権などの知的財産権を活用して競争優位性を高めることは、経営資源で大企業に劣る中小企業にとって極めて有効な戦略であるが、残念ながら日本では意識の高い経営者は少ない。権利取得をゴールにするのではなく、それをどう儲けにつなげるか、それを使っていかにリスクを回避するかを考えることが重要になる。
一般的に知的財産権を取得するメリットは次のようなものである。
・自社の技術やデザイン、ブランド名を一定期間、排他的に使用することができる。この間同業他社はこれと同じ、あるいは類似の知的財産を使うことができない。もし市場で発見すれば一定の手続きを経てやめさせることができる。
・知財による参入障壁で守られている間に、当該技術やデザイン、ブランド名を市場に浸透させることができれば有利なポジションを獲得できる。
・他社が持つ特許と相互使用契約(クロスライセンス)を結び、自社技術の独自性を更に高めることができる。
・自社が使用しない特許は、それを必要とする企業にライセンス供与して収入を得ることができる。

