2025-7-21 パックマンディフェンス

同意なき買収を仕掛けられた企業が、逆に買収企業に対して買収を仕掛け返すことで自社を防衛する戦略。ゲーム「パックマン」で主人公が敵を食べる様子から名付けられた。

パックマンディフェンスが行われると、買収企業側でも何らかの買収防衛策を講じる必要が生じ、そこに手が取られて本来の買収手続きを継続することが困難になるケースが多い。そのため、相手方がパックマンディフェンスを実行する可能性が高いとわかれば、買収意欲は著しく減退するのが普通である。また、日本の会社法では、被買収企業が買収企業の25%以上の株式取得に成功すれば、買収企業はどれだけの株を買い占めようとも経営権を得ることができなくなる。

パックマンディフェンスは莫大な資金が要求される防衛策であるうえ、何ら企業価値向上に資するところのない、単なる現状維持のためのお金の使い方である。株主の理解を得ることは難しく、日本で実行された例はほとんどない。