2025-7-31 ESG
Environment(環境)、Social(社会)、Gavernance(ガバナンス)の頭文字を並べた言葉。2006年、国連が提唱した投資家向けのガイドライン「投資責任原則(PRI)」の中に盛り込まれたことで世界中に広まった。日本でも機関投資家の行動規範である「スチュワードシップ・コード」の中で、ESG要素を考慮した投資先企業との建設的対話が義務付けられている。
CSRは利益を社会に還元することで社会的責任を果たす(コスト)という視点が強いのに対し、ESGは環境や社会に配慮した活動を通じて企業価値を高める(利益との両立)という考え方を含む。また、SDGsは国や国際社会が果たすべき目標であるが、ESGは企業や投資家向けを対象とした概念である。
ESGに似た言葉にCSI(Socially Responsible Investment、社会的責任投資)がある。こちらはギャンブル、アルコール、タバコなど社会に直接悪影響を与える企業を投資対象から排除する「ネガティブ・スクリーニング」から始まった活動であり、微妙にニュアンスが異なる。最近はよく似た言葉が多くてややこしい。
2020年代からブームとなったESG投資であるが、最近は米国を起点とする反ESG政策の広がりや、見せかけの環境対策(グリーンウオッシュ)への視線が厳しさを増してきた影響で、ファンドの淘汰が始まっている。

