2025-9-18 過程理論
モチベーションが「何」(What)によって発生するかを探求する内容理論に対し、過程理論はそれが「どのように」(How)発生し、維持され、変化するのかというプロセスに焦点を当てる。馬の鼻先にニンジンをぶら下げる例で言えば、「どんなニンジンなら良く走るか」を調べるのが内容理論、「どんなぶら下げ方をすればよく走るか」を見ていくのが過程理論である。
過程理論の代表例には強化説、公平説、期待理論、目標設定理論などがある。その多くは報酬(ニンジン)を金銭など物質的なものと規定し、モチベーションの中でも低次の欲求について取り扱うが、目標設定理論など一部の理論の内容は高次欲求にも及んでいる。
過程理論はその公準からして、明確な報酬がない、あるいは行動と報酬の間に明確な因果関係がない、という場合の動機づけについては説明できない。この点をカバーするべく発展してきたのが「内発的動機づけ理論」の体系である。

