2025-9-23 集団凝集性
集団の各構成員が互いに引き合う程度(団結の度合い)。凝集性が高い集団は結束力があり、一つにまとまって目標に向かっていける特徴がある。結果として集団としての生産性が高まり、構成員が抱く満足度も上がると言われる。また、こうした集団はいわゆる心理的安全性が高いため、自由な意見交換が行われ、イノベーションを生み出す土壌にもなる。
デメリットとしては「同調圧力」が挙げられる。集団の中では独自の価値観や行動規範が形成されるが、凝集性が高いほど、メンバーに対してこれらに従うよう圧力が働く。この空気感によって異なる意見や批判が排除される可能性がある。実際、集団で意思決定を行うと、個人で行うよりかえって短絡的に決定がなされてしまう現象はよく観察される(これを「集団浅慮(グループシンク)」という)。
また、自分たちを他より好ましい存在だと認識して優越感を抱き、他の集団を否定する傾向が生じることもある。
こうしたデメリットはあるものの、組織が成果をあげるためには、ある程度まで凝集性を高めることが必要になる。手法としては強いスポーツチームをイメージすればわかりやすい。
・属性や背景がある程度似ているメンバーを集める。
・メンバー同士が一緒に過ごす時間を長くする。
・ライバルとなる集団を設定する。
・その集団での成功体験を積み重ねる。
・集団の規模を大きくし過ぎない。

