2025-12-15 セグメンテーションの要件

市場を効果的にセグメントしていくためには、次の5要件が必要とされる。

・測定可能性・・・セグメントされた市場の規模が測定できること。完全に正確な数字を把握することは難しいことも多いが、少なくともある程度当てになるデータがないと、そもそもマーケティングの目標が設定できない。

・到達可能性・・・セグメントされた市場に到達する方法があること。いくら有望な市場でも、自社の商品・サービスを届けるチャネルやプロモーションの手段が思いつかないようでは手の出しようがない。

・維持可能性・・・測定可能性と関連するが、セグメントされた市場が十分な規模を持ち、対象とするに足る十分な利益を得る見込みがあるか、ということ。市場を総取りしても目標額に届かない、というのではセグメントとして不合格である。

・差別化可能性・・・セグメントされた市場のニーズが他のセグメントのニーズと異なること。例えば男女間で同じ反応を示す商品であれば、市場を性別で分けることに意味はない。実務では案外よく生じるミスである。

・実行可能性・・・到達可能性と関連する。自社の能力に照らし、セグメントされた市場に効果的にアプローチすることができるかどうか、ということである。マーケティングミックスの各要素(4P)に沿って検討する。

セグメンテーションは自社にとって最も有利な「戦いの土俵」を選ぶ作業である。競合との関連性については次のステップ(ターゲティングとポジショニング)でしっかり検討していくことになるが、セグメンテーションの段階でも「敵と正面から戦わないで済む」土俵をある程度意識しておくことが望ましい。