2025-12-28 実験(計画)法

マーケティングの要素のうち、ある変数を操作することにより、別の変数がどのように変化するかを調査する方法である。複数の広告を異なるグループに分けて配信し、その効果を比較・分析する「スプリット・ラン・テスト」などが代表例になる。グループインタビューにおいて特定の文言に対象者がどのように反応するか、店内行動調査において商品の並べ方や店員の声掛けのしかたが変わるとどうなるか、といったように、質問法や観察法と組み合わせて実施されることも多い。

具体的な手法としては、特定の環境下で対象者の反応を測定する「実験室実験」、実際の市場環境の中で行われる「フィールド実験」、ウェブ上の変数操作でユーザーの行動を分析する「オンライン実験」がある。特にオンライン実験は、データの入手が容易で、統計学的な分析手法との相性が良いデジタルマーケティングの分野において、近年その重要性が増している。オンラインであれば実験を繰り返してもさほどのコストはかからないし、複数の変数を同時に扱って統計学的に有意な結論を導くことも可能である。顧客の価値観やニーズが多様化し、万人受けするアプローチが通用しにくくなっている現代において、マーケティング要素の最適な組み合わせを見つけ出すのにうってつけの手法と言える。