2025-12-29 モチベーション・リサーチ

消費者の購買行動における潜在的な欲求を明らかにするための調査技法。商品やサービスを購入する際の意識的・無意識的な動機を、心理学の理論を用いた科学的な手法で解明しようとするものである。代表的な手法に以下のようなものがある。

・デプスインタビュー・・・参加者と長時間にわたって個人的な面談を行い、製品やブランドに対する感情を深く掘り下げる。西口一希氏が提唱する「N1分析」はこの系譜に属する。

・フォーカスグループ・・・グループインタビュー形式で、感情や連想を自由に語り合ってもらう。

・投影法・・・絵や言葉などの刺激を与え、参加者に自由な連想や解釈をしてもらうことで、潜在意識下の感情や欲求を探る。

・語句連想法・・・特定の言葉に対する連想をつなげていくことで深層心理を探る。

・文章完成法・・・空欄のある文章を完成させてもらう。

ご理解いただけると思うが、モチベーションリサーチの実施にあたっては、質問内容の設計からサンプリング、統計的な分析などのあらゆる面で、非常に高い専門性が要求される。すなわち、調査結果の質は調査者の能力に依存することになり、そう気軽に取り組めるものではない。また、調査自体、限られた対象者に対して深掘りしていくことにならざるを得ず、その選ばれた人たちが本当に顧客を代表しているのか、という「サンプルの代表性」に対する疑念も拭えない。