2025-2-15 インターナルマーケティング

対社内人材向けのマーケティング。従業員を「組織の内部にいる顧客」と捉え、彼らのニーズを踏まえて仕事や教育、福利厚生などを提供する考え方。

企業は顧客への提供価値を高めるため、顧客と接するあらゆる従業員を訓練し、あるいは動機づけなければならない。顧客満足度を上げるには、まず直接の接点である従業員にやる気を出してもらわなきゃダメでしょ、という、いわば三段論法である。これにより従業員の組織へのコミットメントが高まり、パフォーマンスが上がれば組織の成果を高めることにつながる。

使い古された例であるが、ディズニーランドでは来援客を「ゲスト」、従業員を「キャスト」と呼ぶ。アトラクションの出演者から清掃係まで例外なく、ディズニーの世界観を体現する出演者であるとの認識である。このような「理念の共有」が、最も洗練されたインターナルマーケティングの事例であろう。

もちろん業務の効率化やデジタル化による従業員の負荷軽減、従業員の意見を反映した経営施策、多様な働き方に対応する人事制度など、この言葉が意味する範囲は幅広い。「従業員満足のその先に組織目的の達成がある」という点が、単なるES(従業員満足)の概念とは異なる。