2026-2-24 心理的価格政策

消費者の心理に働きかけて購入を促進させる手法。主に小売業で用いられる。

・端数価格・・・198円、3,999円など桁が変わる前のギリギリの端数で設定された価格のこと。消費者に安いという印象を与え、心理的なお得感を高める。

・慣習価格・・・消費者が心の中に価格の基準を持っているときに、それを上回ることのないよう設定された価格のこと。あるタイプの製品は、心理的な基準価格を超えると途端に売れなくなる傾向がある。自動販売機の飲料には長らく100円、あるいは120円といった慣習価格があったが、近年のインフレ傾向でずいぶん切り上がった。

・名声価格・・・宝飾品や高級ブランドがそのステータスを保つためにつける高価格。売り手と買い手の「情報の非対称性」が大きく、「価格の品質バロメーター機能」が効くタイプの製品に用いられる。

・プライスライニング・・・切りの良いいくつかの価格帯に整理された価格のこと。消費者が小さな価格の違いをあまり気にせず、また関与度も低い場合にわかりやすい品質バロメーター情報を与えて購買を促す。一昔前には「ツープライスショップ」という形態の紳士服専門店がいくつか存在した。店内のすべてのスーツが19,000円、29,000円という二つの価格にライニングされているお店である。