2026-2-25 製品ミックス価格設定

一つの企業が複数の製品を取り扱っているときに、それぞれの製品に価格差をつけ、それらが組み合わせて購入されることによって利益を最大化しようとする価格設定の手法である。

・オプション価格・・・主製品に比べて、オプションの製品やサービスを低価格に設定するやり方。「そのくらいの価格でこれがついてくるなら」という「ついで買い」を誘うもの。自分が使っているスマホの契約内容を確認すれば、いくつか思い当たるものが見つかる。

・キャプティブ価格・・・主製品を低価格に設定し、付属品を高い利益率の価格に設定するやり方。付属品は定期的に補充や買い替えが必要な消耗品であることが多い。代表的な例がプリンターとインク、ゲーム機とソフトなどである。

・バンドル価格・・・いくつかの製品をまとめて割引価格で提供する方法。いわゆる「抱き合わせ」販売である。お互いに補完的、または無関係の製品を購入してもらい、「これまで買わなかったけど結構いいじゃん」といった新しい需要を喚起する狙いがある。なお、抱き合わせ販売といっても、用途がよく似た(代替的な)製品どうしの組合せである場合は、単なるバルク・ディスカウントになってしまうため、前述の効果は得られない。

・アンバンドル価格・・・バンドル価格とは逆に、元々は一つのセットとして提供されていた製品やサービスを機能ごとに分解して販売するやり方。顧客に価格の透明性と選択の自由を与えることになり、必要なものだけを入手したい「賢い消費者」から強い支持を得ている。散髪から洗髪や髭剃りのサービスを分離した格安カットチェーン、空の旅から機内食や手荷物預かりのサービスを分離したLCCなどが例として挙げられる。