2026-3-8 リテールサポート
チャネルの上流に位置するメーカーや卸売業者が、小売店の経営や販売活動を支援する活動。小売店の業績向上を通じて、結果的に自社の売上・利益を増やすことを目的としている。また、サポートする側のメーカーや卸売業者にとっては、最終消費者との接点である小売店から情報のフィードバックが得られる、当該小売業者への影響力が増し優先仕入や棚の確保につながる、といったメリットもある。
代表的な支援内容には以下のようなものがある。
・情報提供・・・新商品や売れ筋、あるいは競合商品などの情報を提供し、販売戦略に役立てる。
・従業員教育・スタッフの派遣・・・商品を詳しく説明できるように教育したり、接客やマナーの指導を行う。
・販促活動・売場づくり・・・社員を派遣して試供品提供などの販売支援を行う。あるいは棚割や売場レイアウトの提案を行ったり、POP・フライヤーなどの販促物設置を支援する。
・システム導入支援・データ分析・・・POSレジや在庫管理システムの導入を支援したり、それらから得られたデータを活用した商圏・売れ筋等の分析、提案などを行う。
・経営・財務支援・・・人を送り込んで経営そのものを支援したり、資金援助を行う。税務・財務に関する助言をすることもある。
共通の情報基盤を活用した「データに基づく提案」は、個店では得られない全体傾向を把握してのものであるので、戦略立案のエビデンスとして説得力が高い。近年のリテールサポートはこうしたデータドリブンの支援が主流である。しかしながら、リテールサポートの目的の大きな部分が、店長やバイヤーとの関係性構築にあることは今も昔も変わらない。もちろんその成否も、彼らとの関係性の強弱に大きく依存する。

