2026-3-22 パブリックリレーションズ(PR)

プロモーションの構成要素の一つ。企業がかかわる様々な集団(パブリック)と双方向のコミュニケーションを行い、良好な関係を構築・維持していこうとする活動のことである。パブリシティがメディアに取り上げられることによる直接的な広告効果を見込むものであるのに対し、パブリックリレーションズは多様なステークホルダーとの関係構築に重点が置かれている点でややニュアンスが異なる(パブリシティは顧客との関係性を作るものであり、その意味でパブリックリレーションズの一部であるという考え方もできる)。

対象となるステークホルダーは、消費者、従業員、取引先、株主、金融機関、地域住民、政府、自治体、メディアなどそれこそ枚挙にいとまがない。こうした相手に対し、広報やIRの担当者が、直接・間接に働きかけを行い、自社の情報を発信しつつ、相手方の声にも耳を傾けて相互利益を目指す。その際に使う手法や媒体もまたさまざまであり、ペイドメディアからオウンドメディア、アーンドメディア、またアナログな直接面談、記者会見やイベントによる交流など、こちらもとても書ききれるものではない。

こうして普段から各方面と良好な関係を築いておけば、ビジネスがスムーズに進むというメリットはもちろん、何かのはずみで会社が危機に陥ったときの保険にもなる。味方が多ければそれだけ直接支援してくれる人も増えるはずだし、風評被害があっても軽く済む可能性が高い。SNS等で誰もが自分の意見を発信できる現代だからこそ、パブリックリレーションズに求められる「 危機管理としての役割」は重要性が増している。

パブリックリレーションズには別の効果もある。企業の公式見解として外部に発信された内容は、当然社内の人間にも周知される。それらは組織としての目標を社内に再認識させ、自部署や自身に課せられた役割を改めて見直させる契機になる。会社が外に向かってした宣言を見て「ピリッとした」経験は筆者も数多い。

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