2026-3-24 販売促進

「販促」と略して使われることが多い。対象となる活動の範囲が広く、捉えどころのない言葉である。筆者のサラリーマン時代の最後の役職は「販売促進部長」であったが、やはり業務範囲は曖昧で、販売に関することならなんでも(雑用も含めて)「販促の仕事でしょ」と言われることが多かった。営業担当者がそれぞれの業務の範疇で工夫すべきことなのか、販売促進部が音頭を取るべきことなのか、個別のケースで判断せざるを得なかったことを思い出す。

教科書的に定義すれば「消費者の購買意欲や流通業者の販売意欲を直接的に喚起する活動の総称」ということになる。マーケティングが商品開発や商品企画、価格設定、流通、プロモーションなどを含む広範な「戦略」であるのに対し、販売促進はその戦略体系の中で、消費者や流通業者に実際のアクションを取ってもらうための「戦術」の役割を担う。これまでに述べてきた用語との関連で言うと、広告やパブリシティは販売促進に含まれるが、人的販売(営業)は含まれず、販売促進はむしろ人的販売を補完するものとして理解されていることが多い。

販売促進は最終消費者だけでなく、流通業者や小売店に対しても行われる。また、営業マニュアルやトークスクリプトの整備を含む社内の営業員教育、コンテストの実施、営業情報を周知するための社内報の発行など、販促の実効性を担保するための準備作業も広義の販売促進ということができる。

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