2026-1-21 製品ライフサイクルとマーケティング戦略④

最後は製品の魅力が薄れ、需要が減退していく「衰退期」のマーケティング戦略である。

・製品(Product)・・・利益を生まないラインやアイテムを徐々に引きあげていく。モデルチェンジなどを予定している場合には生産や在庫を絞り込み、売れ残りリスクを最小化する。製品寿命を延ばす戦略を取る場合は、コンセプトの変更や製品・パッケージ等のマイナーチェンジを検討する。

・価格(Price)・・・キャッシュインを優先し必要に応じて値下げする。ブランド自体は存続させるのでイメージを守る必要がある場合は、歯を食いしばって価格を据え置き、在庫ロスを甘受する。

・流通(Place)・・・選別する。利益の出ない販路からは撤退を検討する。成長期や成熟期に広げるだけ広げたチャネルを冷静に見直す良い機会である。

・販売促進(Promotion)・・・最低水準まで減らす。最低水準とは、固定客に対し当該商品がまだ存続していることを知らしめるレベルである。

マーケティングも撤退戦が一番難しい。当該製品に対する過度な思い入れを捨て、状況を冷静に判断することが何より重要である。麻雀もそうだが、「泣きの1回」で勝つ人はあまりいない。