2026-2-5 ライン拡張(ライン・エクステンション)
既存のブランド名を使用して、同じ製品カテゴリーに新製品を投入する戦略。風味や形、色、原材料、サイズなど、顧客の好みや用途の違いに幅広く対応するために採用される。同じブランド内で選択肢を増やせば消費者の満足度は上がるであろうし、売り場面積を増やして消費者の目により触れやすくすることにもつながる。
「バラエティ・シーキング」に該当する製品でしばしば採用される手法で、例えば日清のカップヌードルには味やサイズの違うさまざまなバリエーションが存在する。
一方で過剰なライン拡張は、各製品の関係性が複雑になり、消費者が本当に求めているものを見つけにくくなるリスクもある。また、競合製品も含め、既に似たような製品であふれている市場では差別化が難しく、ライン拡張を行っても購買動機につながらないケースもある。カップヌードルには数えきれない数の新製品が登場したが、定番として生き残っているのは「オリジナル」「カレー」「シーフード」の3種類のみである。

