2026-2-7 マーケティングと新商品開発

新商品開発は企業の経営戦略を策定する際の重要な一要素であるが、以下の点においてマーケティングとも大きく関わっている。実際に、マーケットイン志向の強い企業では、開発とマーケティングが同じ部署で一体的に行われるケースも多い。

・市場適合性の検証・・・企画段階で顧客ーズや競合の動向を調査し、その製品が市場に適合するかを判断する。アイデア段階ではあえてこういった作業を行わず、自社の強みとなる技術や、社外から取り込むことのできるシーズからの発想のみで企画を立てることもあるが、少なくともアイデアをスクリーニングする段階では、「それ、売れるの?」という検証は必須である。

・コンセプト開発・・・顧客の購買理由や市場における価値を言語化する。また、ターゲット市場やポジショニングなど、STP+4Pの大枠を設定する。その製品が成功するかどうかは、たいていこの段階で決まってしまう。

・経済性の評価・・・大まかなマーケティング戦略が構想できたら、その製品に関する経済性を分析する。売上高、利益、必要な費用などをベストケース、ワーストケースなどいくつかのパターンでシミュレーションする。

・テストマーケティング・・・試作品(プロトタイプ)を用いて地域限定販売やベータテストなどを行い、市場における製品の評価を想定する。必要があれば製品そのものや、マーケティングの枠組みを修正する。

・プロモーション・・・設定したチャネルやエンドユーザーに向け、必要なプロモーションを行う。プレスリリース、SNS、オウンドメディア、イベントなどが活用される。