2025-6-27 モジュール型アーキテクチャ
製品全体のシステムが相互に独立性の高い下位システム(モジュール)によって構成されており、それぞれが明確に定義されたインターフェイスにより連結されているような設計思想。モジュールとインターフェイスは業界内で事前に仕様が定められており、どのメーカーのものを使っても完成品を組み立てることができる。
例えばPC業界は今や完成品メーカーがどこであるかの意味は薄く、CPUやOS、メモリ等の性能が主な差別化の要素である。同じCore i3でウインドウズ11、メモリ8ギガであれば、顧客は1円でも安い方を選ぶのが普通であり、完成品メーカーとしてのブランド力で付加価値をつけるのは難しい。そもそも部品を選んで組み立てればいいのだから、業界の参入障壁は極めて低い。
一方でモジュールのメーカーは、例えばインテルならマイクロソフトのことを気にすることなく、自社CPUの性能向上に邁進すればよい。構成要素間の調整が必要ない分、モジュール自体の技術進化のスピードは上がる。ただしその技術はインターフェイス規格の範囲内に制限されてしまう、というデメリットはある。

