2025-8-16 組織における分業

組織における分業としては、専門化に基づく機能分業と、マネジメントレベルに基づく階層分業がある。

・機能分業

「専門化の原則」に基づき、組織の活動をそれぞれの役割ごとに分化させ専門性を高めた分業体制である。一般的に製造部、営業部、管理部などの「機能別組織」という形態をとる。組織図で見るとヨコ方向に分化しているため、「水平分業」と呼ばれることもある。

・階層分業

「例外の原則」に基づき、上位者を日常的な業務から解放してより高度かつ全体的な意思決定に専念させた分業体制である。「考える」作業と「実行する」作業の分離と言い換えることもできる。組織図で見るとタテ方向の分化になるため「垂直分業」とも呼ばれる。

階層分業は更に、経営目的や経営戦略に携わる「トップマネジメント」、トップと現場をつなぐ「ミドルマネジメント」、現場を直接指揮監督する「ロワーマネジメント」、作業を実行する「作業者」等に細分化することができる。

なお、上記の区分以外に、同じ仕事を同時並行的に行う分業形態(並行分業)を別物と捉えて3区分とする考え方もある。エリア別の営業組織などがこれに該当するが、分けられた組織の機能に質的な違いがないので、これを分業というかは微妙である。

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