2025-8-24 システム型組織

複数のチームをまとめて一つの大きな組織とし、複雑なプロジェクトを推進する組織構造。1960年代、アメリカの宇宙開発で発展したと言われる。企業、政府機関、大学、研究者個人などの多様な組織、あるいは個人がシステムの構成要素となり、それぞれの専門性を生かしながら複雑な問題に柔軟に対応する。チーム型組織の弱点であった規模の小ささを克服し、より大規模なプロジェクトに取り組むことができる。

ドラッカーは「システム型組織ほど条件の厳しい組織構造はない」という。その難しさは一言で言うと「規律」の問題である。専門性の高いチームの集まりだから、それぞれ目指すところが微妙に異なったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりする。進み遅れやレベル感合わせの調整も難しい。何より何か問題が起こったとき、その責任がどのチームのもとにあるのか特定するのが難しく、お互いになすり付け合うといったことが起こりがちになる。人類を始めて月に送ったアポロ計画も、実は大幅な予算超過と数えきれない無残な失敗の上にもたらされたらしい。

次の記事

2025-8-25 国際経営組織