2025-9-25 コンフリクト

葛藤、対立、衝突などと訳される。異なる意見や利害、価値観などがぶつかり、緊張が生じている状態。誰もが経験しているように個人の内面にも生じるが、ビジネスの場面では、集団内の個人間、部署間、企業間など様々なレベルで不可避的に発生する。

日本では「和」を尊ぶ文化から避けるべきものとされてきたが、コンフリクトの存在はその集団が多様性を有していることを意味し、組織の活性化や新しい価値の創造に貢献する可能性も指摘されている。確かに、同調圧力に押されて集団浅慮が発生する、といったことは起こりにくいであろう。

ビジネスシーンにおけるコンフリクトの発生要因としては、以下のようなものが挙げられる。

・予算など、組織内の限られた資源の配分における合意形成の不調。

・互いが自律性を求めたり、逆に他の集団に影響力を行使しようとする。

・目指すべき目標が一致せず、協力関係が成立しない。

・互いが相互依存関係にあり、やり取りや調整ごとが多い。

・タスクの不確実性が高く、構成員に考え方の相違が生じる。

コンフリクトを管理・活用して組織の成長を目指すことを「コンフリクトマネジメント」というが、完全に解消することはほぼ不可能であるし、またしようとすべきではない。むしろ対立をプラスと捉え、双方が納得できる、いわゆるウィンウィンの解決策を目指すことである。そのためには当事者どうしを話し合いのテーブルにつかせ、対立の背後にある感情や認識、あるいは条件の問題を冷静に分析して客観的な解決策を示す「第三者」の存在が欠かせない。「挨拶は時の氏神」とはよく言ったものである。